日本OR学会研究部会:最適化のモデリングとアルゴリズム(MATCHA)
日本オペレーションズ・リサーチ学会 研究部会「最適化のモデリングとアルゴリズム」(MATCHA)の活動記録です.
最適化のモデリングとアルゴリズム 研究部会について
「最適化のモデリングとアルゴリズム」研究部会(Seminar on Modeling and Algorithms for Optimization: Theory, Techniques, Applications)は,2026年3月より発足した日本オペレーションズ・リサーチ学会の研究部会です.
本研究部会では,オペレーションズ・リサーチにおける中核理論の一つである最適化とアルゴリズムについて,最新の研究成果や問題意識の共有および議論の場を提供することを目的としています.
各会合においては,1,2名の講演者をお招きし,十分な議論の時間を確保することで,双方向的な情報交換と研究討論ができる雰囲気にしていきたいと考えています.
発表の希望やリクエストがございましたら主査または幹事までお気軽にご相談ください.
研究会の参加は自由(会員/非会員不問)で無料です.お気軽にご参加ください.
過去の直系研究部会
最適化のモデリングとアルゴリズム:未来を担う若手研究者の集い 2026
- 日時:2026年5月30日(土), 5月31日(日)
- 開催方法:対面開催(オンライン配信の予定はありません)
- 会場:筑波大学 筑波キャンパス 春日地区 春日講堂
(交通アクセス,
キャンパスマップ,
春日地区マップ)
- 発表申込
こちらのフォームよりお申し込みください.
締め切り:4月29日(水)
- 参加申込:不要
- 参加費:無料(懇親会への参加は有料)
- 参加資格:自由(会員/非会員不問)
- プログラム:こちら
- 特別講演
- 講演者:岡本吉央氏(電気通信大学)
- 講演題目:共著者100人できるかな
- 講演概要:講演者自身が行ってきた共同研究やその流れをお伝えしようと思います.
それによって,研究だけではなく,他の人と協調して仕事を行う際のヒントを皆さんが見つけられれば幸いです.
主なトピックとしては「研究集会で話を聞いて,研究につながるか」「他分野の論文を理解できるか」「英語で行う議論についていけるか」などを考えています.
なお,注意しますが,共著者が多いことに対する良し悪しを評価しようという意図はありません.
- 表彰
- 最優秀発表賞
- 浜田航宇氏(東京大学 大学院情報理工学系研究科 数理情報学専攻)
線形マトロイド交叉に対するシンプルな o(nr^2) 時間決定性アルゴリズム
- 上島智哉氏(東京大学 大学院情報理工学系研究科 数理情報学専攻)
時間変化する確率的最適化問題に対する予測補正アルゴリズム
- 優秀発表賞
- 岡山大輝氏(兵庫県立大学 大学院情報科学研究科)
複数探索者によるグリッドグラフのオンライン探索問題
- 松尾祥汰氏(東京科学大学 工学院情報通信系情報通信コース)
階層構造を持つ変分型一般化 Nash 均衡問題のための分散型アルゴリズム
- 宮崎裕貴氏(日本大学 大学院理工学研究科数学専攻)
多目的最適化の弱平滑性に適応する近接勾配法の解析
- 野口貴志氏(京都大学 数理解析研究所)
最小2点連結全域部分グラフ問題に対するサイクル制限2辺被覆を用いた近似アルゴリズム
- 森田圭祐氏(東北大学 大学院情報科学研究科 情報基礎科学専攻)
対数和ペナルティを用いた圧縮センシングによる信号復元
- 山田秀流氏(九州大学 大学院マス・フォア・イノベーション連係学府 システム情報科学系)
グラフ局所性をもつ集合関数最大化に関する固定パラメータ容易アルゴリズム
- 懇親会(5月30日)
- 会場:春日食堂
- 参加費用:学生3000円,一般6000円
- 受付および会費徴収は現地にて行います.
- 宿泊について:宿泊施設は各自ご予約ください(以前利用していた筑波研修センターは閉鎖しました).
- 主催:筑波大学 team PhilOpt
- これまでの未来を担う若手研究者の集い:
2025,
2024,
2023,
2022,
2019,
2018,
2017,
2016,
2015,
2014,
2013,
2012,
2011,
2010,
2009,
2008,
2007,
2006,
2005,
2004,
2003,
2002,
2001
- 問い合わせ:久米啓太(kume[at]sp.ict.e.titech.ac.jp)
第1回研究会
- 日時:2026年6月20日(土) 13:30--18:00
- 開催方法:対面およびウェブ会議システム Zoom によるハイブリッド開催
- 会場:東京科学大学 大岡山キャンパス 南3号館第1会議室(S3-201号室)(案内図)
- 参加申込:対面参加の場合は不要です.オンライン参加の場合はこちらから登録してください.
- 参加費:無料
- 参加資格:自由(会員/非会員不問)
- 講演1
- 講演者:牛山寛生氏(東京科学大学)
- 講演題目:微分方程式に基づく連続最適化手法の設計と解析
- 講演概要:連続最適化問題に対して,常微分方程式(ODE)の解が時間発展とともにその問題の最適解へ収束するとき,このODEは連続時間における最適化アルゴリズムとみなすことができる.
本講演では,このようなODEに対する収束レートの解析方法を解説する.
さらに,高速に収束するODEを適切に離散化することで,高性能な最適化アルゴリズムを導出した研究も紹介する.
本講演の内容は,佐藤峻氏,松尾宇泰氏との共同研究成果に基づくものである.
- 講演2
- 講演者:小穴智大氏(東京大学)
- 講演題目:代数的アルゴリズムへの導入
- 講演概要:本講演では,組合せ構造の存在判定に対する代数的手法を紹介する.
典型的なアプローチでは,求める構造が存在することと,ある多項式が恒等的に零でないことを対応させる.
この多項式を評価できれば,明示的に多項式を展開せずとも Schwartz-Zippel lemma により乱択アルゴリズムが得られる.
この基本原理をいくつかの例を通して説明する.
特に,講演者らの最近の研究で用いた determinantal sieving を扱う.
この手法では,行列式を用いて条件を満たさない項をキャンセルさせることで,目的の組合せ構造の存在を判定する.
リンク
主査:河瀬康志(中央大学)
幹事:久米啓太(東京科学大学),柳下翔太郎(統計数理研究所)